2021/10/19 11:51



ものづくりの世界は奥が深く、洋服の世界にも同じことが言えますが、
お客様の目が特に肥えているのが服の世界です。
服のコストは「原材料(生地・ボタンなどの付属)+縫製工賃」ですが、
お客様は暮らしの中で業界人並みの値段の比較ができるようになっています。

ファッションは「+デザイン」が大きな付加価値となる部分が工業製品とは異なります。
自分もお客様の目線になって品質の良さや着心地など本当にいいものが作られているかを常々考えていますが、
やはりデザインを一番大事にしています。
お客様のライフスタイルに溶け込めるように、そしてより格好良くなれるようなデザインを考えています。

今、ファッションの世界は過渡期を迎えており、昭和~平成の大量生産大量消費から気持ちがどんどん離れています。
バブル崩壊後のSPAからファストファッションが台頭して、アルチザン的な服より安価でトレンド性の高い服がもてはやされました。
今はその反動というわけではなくて、地球の現状を鑑み、無駄なものを買わないことを美徳とし、ヒトとして正しくありたいという気持ちが強くなっているのだと思います。
だから、長く着れて捨てられない服をデザインしなければいけません。

「原材料+縫製工賃+デザイン」がお客様が納得する値段で、適正に届けられるように心がけていきます。

ちなみに、デザインは衝動的に生まれることが多く、直感をインスピレーションにした人間らしいものづくりをしています。

Mail Magazine

新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。