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大きなアンゼンピン

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ストールに差して留めたり
ボタンホールに差してアクセントにしたり

アクセサリーとしての安全ピンです

金物屋さんに特注で作っていただいたので
先は鋭くなく安全です

色は3色、ゴールド・シルバー・ブラック

大きさは大と小の2種類からお選びいただけます

◆原産国 日本
◆素材 真鍮

【サイズ】
大 長さ19cm 細い幅2.5cm 幅5cm
小 長さ16.5cm 細い幅1.5cm 幅3cm

※この商品は、最短で5月10日(金)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

-story-

「おばけピン」

 魔女にとって錬金術は学問の一種で、薬学、天文学、数学と同様に必要な知識として捉えていた。魔女は呪文や魔法といった専門的な分野を得意としたが、周辺にある知識も学ぶべきだと考えていた。

 錬金術とは万物を化学的手段で金属に精錬することだ。魔女は島の鉱物を様々な金属に変換する実験を行っていた。しかし、貴金属ではなく真鍮のような合金ばかりで、金儲けができるわけではなかったから島の人々は注目すらしなかった。

 記憶や記録は曖昧だ。人間には都合のいい共通の価値観があり、方便として利用することが多い。だから、記憶も記録も都合のいいように作られ、解釈されている。それは賢くも脆く、宇宙の存在と比べてスケールの小さいものだった。しかし、そのことに気が付いている人は少ない。

 科学が発展し、古来は盛んだった錬金術は必要とされず消滅した。魔女はいつの時代でも錬金術が失われないように研究を続けている。成果物はおばけのような大きな安全ピンばかりだったが、島の記憶を閉じ込めたアクセサリーとして魔女は作り続けていた。

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