本革を使用したスタイリッシュなポーチ
モードなスタイリングにぴったりなアクセサリー感覚のケースです
カードやスマホなどお出かけ時の最低限のものが入ります
中は蛇腹使用でポケットが3つ
カードが3枚入るポケットが2つ付いています
長めの革紐は自由に長さをカットしてご使用いただけます
◆原産国 日本
◆表 牛革
内装 ナイロン
◆サイズ 縦20cm×横10.5cm×マチ3cm
革紐160cm
※この商品は、最短で4月25日(木)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※この商品は送料無料です。
-STORY-
「消えない財布」
唯一の繁華街は船着き場近くにあった。といっても、食堂や小さなカウンターしかないバーが数件あるくらいのこじんまりした地区だ。あたりが暗くなると店が開き、子どもが寝静まってからが大人の時間。大人たちはこの小さな繁華街を憩いの場としていた。
なかでも深夜になってから開く店が炭鉱夫たちの中では人気だ。青と黄色のステンドグラスのライトが付くと、それまで仕事をしていた人や夕飯を食べていた人たちが集まった。この店はいわゆるスナックでママが一人で切り盛りしていた。
本当から島へ来る定期便にはけっこうな量の酒が積まれる。炭鉱夫たちがビールやウィスキーを好んで飲むからだ。酒を仕入れているのはママなのだが、唯一の欠点がある。無くしものが多いことだ。美人で人当たりがいいので炭鉱夫にも人気があるのだが、自信も特別お酒が好きで飲み過ぎていろいろなころをさっぱり覚えていないことが多かった。酒屋にお金を払うときによく財布を無くして誰かにお金を借りることが日常茶飯事で、島の笑い話になっていた。
そこで、常連の炭鉱夫たちがママの誕生日に無くすことがない財布をプレゼントすることになった。財布は特別に魔女に依頼することにした。財布はレザーで制作することなり、分厚い生地も縫える魔女のミシンが必要だったからだ。
魔女は炭鉱夫たちの依頼を受けた。スナックもママは島にはなくてはならない存在であることも知っていたからだ。財布は長い革ひもを通し、首から下げられるようにした。洒落たワンピースにもあうような細めの財布で、ママが自然と身に着けられるデザインにしたのだ。炭鉱夫たちは出来上がった財布を魔女から受け取ると、いきいきと今晩もスナックへ飲みに行くのだった。
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